WEBサイト上で「オストメイト対応トイレ」の検索が広がっています。2006年12月にバリアフリー新法が施行されて、公共施設や大型商業施設などにオストメイト対応設備が拡がりはじめています。日本はコンビニエンスストアをはじめ、トイレを貸してくれる施設があらゆる場所にありますが、障害を持つ方にはまだまだ満足できるほど数は多くありません。オストメイト対応トイレも同様です。一般の方でもトイレを我慢することは大変苦痛です。その何倍も何十倍も我慢することを大変な方が世の中には沢山います。
オストメイトとは?癌や病気、事故などによりストーマ(人工肛門・人工膀胱)を造設した人のことを言います。多目的トイレ、多機能トイレにはオストメイト対応設備などの設置が進んでいますが、まだまだトイレの数は足りない状態であり、現状、オストメイトの方も一般のトイレを使わなければならない状況です。図のように膝や腰などに大変負担がかかってしまいます。
既存の施設では、多目的トイレ・多機能トイレを新たに設置する場所(スペース)がありません。この問題こそ、オストメイト対応トイレがなかなか増えない理由であると考えます。既存のトイレを活用すること、既存のトイレをバリアフリー化しなければ、対応トイレを増やすことは難しいと考えます。